3年前とは違う光景=渡辺と東野、声援を力に―バドミントン〔五輪〕
3年前と同じ銅メダルでも、渡辺と東野の目の前には全く違う光景が広がっていた。新型コロナ下で行われた2021年東京五輪は無観客。パリでは大声援が会場を包んだ。渡辺は「自分は声援が力になるタイプ。すごく背中を押された」と振り返った。
韓国ペアとの3位決定戦は、渡辺、東野組のプレーに会場が沸いた。第1ゲームは完璧な試合運び。相手の男子選手の強打を女子の東野がことごとくレシーブ。粘って長いラリーに持ち込み得点する場面も。強化してきた守備力を何度も発揮した。
第2ゲームは終盤に粘られてジュースになったが、ここ一番の勝負強さは2人の方が上。経験値の差も見せた東野は「3位決定戦は勝たなければメダルのもらえない本当に苦しい試合。2人で戦い抜けた」とうなずいた。
3年前とは違い、支えてくれた人たちに会場で戦う姿を見せることができた。「お互いの両親も来てくれて、会社の方々、日本から来てくださった人の応援もあり、銅メダルを取れた」と東野。感謝の思いも込めたプレーで手にしたメダルは、東京大会とはまた異なる重みがあった。 (時事)
[時事通信社]
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