世界に確かな足跡=ホーバス監督「リスペクトもらった」―バスケット男子〔五輪〕
バスケットボール男子の日本は2日、1次リーグ最終戦でブラジルに屈し、3連敗で大会を終えた。
試合後のミーティング。トム・ホーバス監督は「どのチームからもリスペクトの言葉をもらった。それが一番大事なことだ」と選手たちをねぎらった。目標のベスト8には届かなかったが、東京五輪銀メダルのフランスをあと一歩のところまで追い詰めるなど、世界を相手に確かな足跡を残した。
2016年から強化のトップを務める日本協会の東野智弥技術委員長は「世界の強豪にインパクトを与えたのは間違いない。日本のスタンダードは上がった」と評価。4年後のロサンゼルス五輪に向けて「フランスに勝てなかったのも、歴史の積み重ね。ああいうことがつながって、次に勝てる要素になる」と語った。
ホーバス監督は日本を世界と渡り合えるレベルに引き上げ、強豪へ立ち向かうメンタリティーを植え付けた。河村勇輝(横浜BC)は23歳にしてチームを背負う司令塔に成長。吉井裕鷹(三遠)や渡辺飛勇(信州)といった、これまでBリーグで外国人選手の影に隠れ、プレー時間を確保できなかった才能を発掘した功績も見逃せない。
長年、代表をけん引してきた渡辺雄太(千葉J)は「これが日本の戦い方だ、と示してくれた」と指揮官に感謝した。続投は誰もが望むところ。交渉について、東野委員長は「帰国してから話し合う」と述べた。(時事)
[時事通信社]
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