米雇用、11.4万人増=予想下回る、失業率4.3%に悪化―7月
【ワシントン時事】米労働省が2日発表した7月の雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比11万4000人増だった。伸びは6月(17万9000人増)から大幅に縮小し、市場予想(17万5000人増)も下回った。米労働市場の鈍化が浮き彫りとなった。
失業率は4.3%で、前月から0.2ポイント悪化。インフレに影響する平均時給は前年同月比3.6%上昇と、前月から伸びが減速した。雇用増の勢いが弱まり、インフレ圧力も減退。連邦準備制度理事会(FRB)が9月の次回金融政策会合で利下げ開始を決める材料になりそうだ。
[時事通信社]
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