緊急集会「重要な権能」=自民、参院配慮で大筋合意
自民党は2日、憲法改正発議に向けたワーキングチームの会合を開き、憲法54条が定める参院の「緊急集会」について、「参院の重要な権能」だとする見解で大筋合意した。改憲テーマの一つである大規模災害などの緊急事態対応では、衆院側と参院側に隔たりがあったが、参院側に一定の配慮を示した。
衆院側は議員任期延長を主張し、参院側は緊急集会の活用を求めていた。同チームが策定する文書では、緊急集会を「現行憲法下での唯一の緊急事態条項」と位置付ける。改憲による議員任期延長を見据え、今後議論を深めるべき論点として「選挙困難事態」の条件や、衆院解散後の前議員の身分復活の是非を盛り込む見通しだ。
古屋圭司・党憲法改正実現本部長は会合後、記者団に「一番大きな問題であった緊急集会の考え方について、ほぼ意見は一致した」と説明した。5日の会合で正式に合意した上で、7日に開く実現本部の会合に岸田文雄首相(党総裁)が出席する予定だ。
[時事通信社]
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