2024-08-02 14:11

核使用への危機感表明=平和宣言の骨子発表―長崎市

 長崎市の鈴木史朗市長は2日、長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典で読み上げる「長崎平和宣言」の骨子を発表した。ウクライナ危機が長期化し、中東情勢が緊迫化する中、「核兵器を使ってはならない」という人道上の規範が揺らいでいることへの危機感を表明する。 
 宣言では、被爆者の詩を引用して被爆の悲惨さを訴え、各国指導者の被爆地訪問を呼び掛ける。日本政府には核兵器禁止条約への署名・批准を求める。
 鈴木市長は記者会見で「平和の文化を世界中に広め、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けてたゆむことなく行動し続けるという決意を宣言する」と述べた。
[時事通信社]

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