2024-08-02 08:50スポーツ

ラフな「狙撃手」が話題=トルコの「無課金おじさん」―射撃〔五輪〕

射撃の混合エアピストル決勝に臨むユスフ・ディケッチ=7月30日、シャトールー(AFP時事)
射撃の混合エアピストル決勝に臨むユスフ・ディケッチ=7月30日、シャトールー(AFP時事)

 弾を込めた左手をポケットに突っ込み、鋭い眼光でおもむろにピストルを構える―。「トルコはヒットマンを五輪に送り込んだのか?」。射撃の混合エアピストルで銀メダルを獲得したユスフ・ディケッチ(51)=トルコ=が、海外メディアやSNSなどで話題を呼んでいる。
 注目を集めるのは、装備の少なさだ。多くの選手がゴーグルや耳を保護するイヤーマフなどを着けているのに対し、ディケッチは通常の眼鏡にTシャツとラフな格好。あまりにも自然な姿が逆に本物の「狙撃手」を連想させるが、X(旧ツイッター)では「無課金おじさん」としてトレンド入りした。
 ディケッチは、2008年北京五輪から5大会連続出場中。大学で体育学、大学院でコーチングの修士課程を終え、トルコの憲兵隊入隊後に競技の射撃を始めたという。今年のワールドカップでは混合エアピストルで優勝し、パリ五輪を迎えていた。
 座右の銘は「成功はポケットに手を入れたままでは手に入らない」だが、五輪5大会目にして初めてメダルを手にした。ちなみに趣味はダンス。自身のインスタグラムには、猫を肩の上に乗せて見詰め合うおちゃめな一面も見せている。 (時事)
[時事通信社]

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