性別検査失格のボクサーが物議=準々決勝進出のケリフ―ボクシング女子〔五輪〕
1日に行われたパリ五輪のボクシング女子66キロ級で、昨年の世界選手権を性別検査で失格となったボクサーが準々決勝に勝ち進み、物議を醸している。2回戦に登場したイマネ・ケリフ(アルジェリア)は、序盤からアンジェラ・カリニ(イタリア)に強打を浴びせて圧倒。相手は開始46秒で棄権した。
AFP通信によると、敗れたカリニは「試合を続けない方がいいと思った。いつも男子と練習しているが、きょうの痛みはひどかった」と語った。イタリアのメローニ首相がすぐに反応し、「男性遺伝子の特徴を持つ選手は、女子の試合に参加させるべきではない」と国際オリンピック委員会(IOC)を批判。IOCは「全ての人には差別なくスポーツを行う権利がある。選手の性別と年齢はパスポートに基づいて決定される」との声明を出した。
ケリフが失格となった昨年の世界選手権は国際ボクシング協会(IBA)が運営。IBAは不明朗な組織運営などでIOCから統括競技団体承認を取り消されており、五輪のボクシング競技の運営に関わることができない。 (時事)
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
カザフで旅客機墜落=67人搭乗、生存者も
-
琉球が準決勝進出=バスケットボール
-
小林製薬株を買い増し=香港系ファンド、10%超に
-
香港系ファンド、小林製薬株を10%超に買い増し
-
森田拳次さん死去、85歳=漫画家、「丸出だめ夫」
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕