2024-08-01 20:53社会

乗り込んだパリ、予選敗退=東京の雪辱果たせず―競泳・女子リレー〔五輪〕

指導してきた三好智弘さん(左)と小堀倭加選手(三好さん提供)
指導してきた三好智弘さん(左)と小堀倭加選手(三好さん提供)

 競泳女子800メートルリレーの日本チーム。主将、白井璃緒選手(24)=ミズノ=や小堀倭加選手(23)=あいおいニッセイ同和損保=ら4人は東京五輪の雪辱を果たすべくパリに乗り込んだが、再び予選を通過できなかった。
 白井選手は兵庫県出身で、6人きょうだいの末っ子。生後数カ月で水泳教室に通った。6人全員が水泳のジュニアオリンピックに出場経験があり、きょうだいで「どうしたら速くなるか」とよく語り合っていたという。
 父利明さん(65)は「大会で勝てるようになり、『楽しい』『うれしい』と、のめり込んでいった」と話す。大会には、必ず母お手製の一口サイズの塩おにぎりを持参したという白井選手。目標を口に出すタイプではなかったが、利明さんは「心に決めた最終目標はオリンピックの舞台に立つこと」と気付いていた。
 小堀選手は奈良県出身で、神奈川県で育った。幼稚園児の頃に泳ぎ始め、背泳ぎの選手だったが、中学3年から指導してきた三好智弘さん(54)が、小堀選手の泳ぎを見て自由形の中・長距離への転向を勧めた。「自由形で日本一になれる」と確信してのことだ。
 三好さんによると、小堀選手の強みは「抜群のリズム感」と「正確なタイム感覚」にある。水の抵抗を受けにくい泳法を突き詰め、少ないパワーで効率良く泳げるようになったという。 
[時事通信社]

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