張本智、かつての自分と決別=準々決勝も「ありのままで」―卓球〔五輪〕
実力通りに勝ち上がった張本智。本人にとっては、壁を一つ越えたことに大きな意味がある。前回東京大会では届かなかったベスト8に到達。「対応力を身につけたからこそ、こうやってしっかり勝てた」。時に格下に足をすくわれる危うさは、今はない。
3回戦はリン(デンマーク)との初対戦。長いリーチから繰り出される独特なサービスに対処し切れず、第1ゲームを奪われた。それでも心は乱れない。丁寧なブロックで相手を根負けさせ、磨いてきた堅実なプレーで4ゲームを連取した。
準々決勝ではいよいよ世界王者、樊振東の胸を借りる。今大会で初めての中国勢との対戦。2年前の世界選手権団体戦では樊振東、王楚欽を撃破する大活躍を演じたが、それはリスクを負った攻めがうまくはまった結果だった。今回は「ありのままの自分で勝ちにいく」。
張本智が思い描くのは世界ランキング1位になる姿。だからこそ、確かな地力で中国の壁を破るつもりだ。「捨て身で一回勝ったところで今後に続かない」。強い決意を持って大一番に挑む。 (時事)
[時事通信社]
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