太陽光ケーブル盗、9000件超=悪質買い取り業者の法規制検討―警察庁
金属価格の高騰を受けて太陽光発電施設から金属ケーブルが盗まれる事件が急増し、昨年1月~今年6月に9522件の被害が確認されたことが1日、警察庁のまとめで分かった。同庁が初めて調査した。金属くずの買い取り業者には本人確認義務などがないのが現状で、同庁は法規制の在り方についても検討を進める。
警察庁によると、同施設の金属ケーブル窃盗の被害件数は、昨年は5361件だったが、今年は上半期(1~6月)で4161件に上った。9割は関東で発生しており、茨城県が最多の2802件で、栃木県が1774件、千葉県が1691件と続いた。
警察は6月末までに、窃盗容疑で121人を検挙。国籍別では、カンボジア人が64人、日本人が45人などだった。
[時事通信社]
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