「持ち味生かしたプレーを」=教え子4選手、挑むパリ―桜花学園高・井上監督・バスケットボール女子〔五輪〕
東京五輪で銀メダルを獲得したバスケットボール女子。パリ大会では代表メンバーに高田真希選手(34)ら愛知県の強豪、桜花学園高出身の4選手が選ばれた。4人を指導した井上真一監督(77)は「それぞれの持ち味を生かしたプレーを」とエールを送る。
井上さんは1986年から同高バスケ部で指導し、インターハイとウインターカップ、それぞれ20回以上優勝に導いてきた名将。パス、ディフェンス、動きの一つ一つで「基本に忠実」なプレーを徹底させてきた。
高田選手は主将として東京五輪銀メダルに貢献した。今や日本代表の大黒柱だが、高校入学時は「下手くそだった」と井上さんは笑う。「シュートフォームができていなかったので打ち方を基礎から教えた。要領が良く、すぐに実践していた」と振り返る。高3で高校タイトル3冠を達成した際はエースとして活躍した。
姉妹でパリ五輪出場を決めた馬瓜エブリン(29)、ステファニー(25)両選手も井上さんの薫陶を受けた。シュート力に長けたエブリン選手はドリブルでボールをよく取られ、「ドリブルするな」と井上さんが怒ることもしばしば。片足を固定してボールをキープする「ピボット」をたたき込み、攻撃の幅を広げたという。
「スピードとシュートの正確さ」が光った山本麻衣選手(24)は高1ながら先発を任された逸材だった。高2で3冠の立役者となり、井上さんは「パリで一番活躍するのでは」と期待する。
7月30日の対アメリカ戦で敗北を喫した日本代表。日本時間1日午後6時にドイツと対戦する。
[時事通信社]
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