阪神、連勝の勢いそのままに=木浪、流れ呼ぶ一打―プロ野球
5連勝中の勢いそのままに、巨人のグリフィンの立ち上がりを攻め立てた。阪神が一回に一挙4点。今季初勝利を目指す及川に大きな援護点をプレゼントした。
2死から野口が押し出し四球を選んで1点を先制した直後、木浪が「特に気持ちが入る」という満塁で打席に立った。3球目の速球を捉えた打球は中前に弾み、一気に2人の走者が生還。「何とか1点でも多く取ろうという気持ちだった。いい流れをつくることができてよかった」。この回さらに1点を加え、ぐっと流れを引き寄せた。
木浪は6月のソフトバンク戦で死球を受け、左肩甲骨を骨折。7月19日に1軍に復帰し、「精いっぱいやることが自分の役割だと思う。できることをやりたい」と決意を新たにしていた。打率は2割そこそことまだまだ本来の姿ではないが、攻守でチームのために奮闘している。
このカードは甲子園の開場100年を記念した特別な3連戦。「これでロードに出るので、この3試合はいい試合をしたい」という岡田監督の言葉通りに、阪神ナインが聖地で躍動している。
[時事通信社]
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