2024-07-31 17:22スポーツ

片足は常に地面に=競歩・観戦ワンポイント〔五輪〕

 陸上の競歩は競技規則で(1)両足が同時に地面から離れることなく歩くこと(2)踏み出す脚は接地した瞬間から垂直になるまでは、真っすぐに伸びていなければならない―と定義される。(1)に違反するとロス・オブ・コンタクト、(2)はベント・ニーと呼ばれる反則を取られる。
 6~9人の審判員が目視で各選手の歩きをチェック。違反が疑われる場合はイエローパドルと呼ばれる卓球のラケットのようなものを出して注意を喚起する。違反と判断すればレッドカードを提示。レッド3枚でペナルティーゾーンに2分間(20キロ競歩の場合)とどまる必要があり、4枚目で失格となる。
 体力が消耗したり、スピードを上げたりするとフォームが崩れやすいため、日本勢は歩型を重視する選手が多い。競歩でも推進力のある厚底シューズが普及。反則の判定を厳格化する流れもある。(時事)
[時事通信社]

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