連覇に「感無量、強かった」=勝利に跳び上がる―柔道永瀬選手母
「本当に良かった、感無量」。柔道男子81キロ級、永瀬貴規選手(30)の応援にパリに駆け付けた母小由利さんは30日、連覇という偉業達成に喜びを抑えきれない様子だった。
決勝戦で永瀬選手が谷落としで勝負を決めると、会場で見守った小由利さんは思わず跳び上がったという。決勝が始まる前から「はらはらどきどきしたが、きょうの貴規は強かった。勝てそうな感じがしていた」と話す。
永瀬選手は東京五輪以降、なかなか結果が残せず苦しい日々が続いた。それでも母に対して落ち込んだり弱音を吐いたりすることはなく、むしろ小由利さんの方が弱気になって「『勝てない』と感じていた」と振り返る。
試合前、「いつも通りの柔道をしたら大丈夫よ」とLINEでメッセージを送ると、親指を立てたスタンプが返ってきたという。「今までの努力が報われて良かったね、と声を掛けたい」と話した。
[時事通信社]
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