紛争拡大防止へ外交努力=イスラエルの対ヒズボラ報復―米仏
【カイロ時事】イスラエルが隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの報復攻撃を検討する中、紛争拡大を防ごうと米国などが外交活動に力を入れている。ロイター通信によると、オースティン米国防長官は30日、「戦闘は不可避ではない」との認識を示し、外交的解決を望む立場を表明。中東地域の一層の不安定化に歯止めをかけたい思惑をにじませた。
ロイターは、米国がイスラエルに対し、報復を「抑制的な攻撃」にとどめるよう働き掛けていると報じた。首都ベイルートなどへの攻撃をしないよう求めているという。
イスラエルは占領地ゴラン高原への27日のロケット弾攻撃をヒズボラの仕業と断定。ネタニヤフ首相は29日、報復が「厳しい」ものになるとの認識を示した。
[時事通信社]
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