2024-07-30 17:38社会

工事現場で作業員死亡=鉄骨落下、床板ごと9メートル転落か―東京

警視庁本部=東京都千代田区
警視庁本部=東京都千代田区

 30日午前10時すぎ、東京都千代田区麹町の建設工事現場で、20代の男性作業員が約9メートル落下する事故があった。警視庁麹町署によると、男性は病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
 同署によると、鉄骨をクレーンでつり上げていたところ、何らかの理由で十数本が落下。屋上階の床部分の鉄板が複数破損し、屋上にいた男性が10階部分に転落した。
 施工する清水建設によると、屋上階での作業のために敷き詰めていた「デッキ」と呼ばれる鉄板(7メートル×3.5メートル)が抜けた。その際、床を組む作業中だった1次下請けの作業員が鉄板とともに約9メートル落下したという。
 同署は業務上過失致死容疑も視野に、詳しい原因を調べている。
 現場は東京メトロ有楽町線麹町駅から南西に約250メートルのオフィス街。地上12階、地下2階建てのオフィスビルを建設中で、2025年2月末に完成予定だった。 
[時事通信社]

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