2024-07-30 11:49社会

92年ぶり快挙「うれしくて涙」=「初老ジャパン」に称賛の声―馬術〔五輪〕

総合馬術団体、個人の第1日、大岩義明の演技=27日、フランス・ベルサイユ(EPA時事)
総合馬術団体、個人の第1日、大岩義明の演技=27日、フランス・ベルサイユ(EPA時事)

 「うれしくて涙が出た」。馬術でのメダル獲得という92年ぶりの快挙から一夜明けた30日午前、国内の競技関係者からは喜びの声が上がった。
 パリ五輪メンバーは平均年齢40歳超で「初老ジャパン」の愛称がある。最年長大岩義明選手(48)の明治大馬術部の後輩で、神奈川県座間市にある乗馬クラブのインストラクター草薙達也さん(44)は「めちゃくちゃうれしくて涙が出た」と興奮した様子。「3年前の東京五輪でのメダル獲得を目指していたが、結果が出なかった。その悔しい気持ちがバネになったと思う」と振り返る。
 草薙さんは、3学年上の大岩選手について「いつも優しく冷静だった。試合でもその冷静さが生きたのでは」と分析。「初老ジャパン」の名称に関しては「確かに他競技より年齢層は上だが、もう少しいい名前があったのでは」と苦笑した。
 馬術の国際大会などを開く東京乗馬倶楽部(東京都渋谷区)の白浜清昭常務理事は「表彰台に上がるのはすごいことだ」と喜ぶ。白浜さん自身も東京五輪では、ゴール後に馬を冷やすチームの一員として間近で大岩選手らを応援。「東京五輪は非常に悔しかったが、今回はよく頑張った」と手放しで称賛していた。 
[時事通信社]

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