2024-07-30 09:40スポーツ

「失敗しない男」が号泣=体操・萱〔五輪〕

男子団体総合決勝、平行棒の演技をする萱和磨=29日、パリ
男子団体総合決勝、平行棒の演技をする萱和磨=29日、パリ

 ずっと夢見てきた五輪の団体総合金メダル。萱は夢じゃないかと思ったという。表彰台の上で実際に頬をたたくと、痛みを感じた。
 自他ともに認める「失敗しない男」の貢献は、出場した4種目とも14点台と安定感抜群の演技だけではなかった。橋本があん馬で落下した直後、「絶対に諦めるな」と大声で励まし続けた。これでエースは救われたという。
 内村航平らが団体金メダルに輝いた2016年リオデジャネイロ五輪は補欠で、客席から観戦。念願かなって出場した21年東京五輪は1位と小差の銀メダルだった。日本の04年アテネ五輪団体金に憧れ、体操を始めた27歳。「夢がかなった。夢はかなえられると証明できた」。5人で立った表彰台で、号泣しながら君が代を歌った。(時事)
[時事通信社]

男子団体総合決勝、つり輪の演技をする萱和磨=29日、パリ
男子団体総合決勝、つり輪の演技をする萱和磨=29日、パリ

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