山田、一歩及ばず=フェンシング〔五輪〕
準々決勝で競り負けた男子エペの山田は「メンタルが足りなかった」と悔やんだ。得点源でもあった相手の太ももを突く技を一度失敗してから、出すのをためらってしまったという。「そこから流れが崩れた」。試合中に国歌を歌い出すほどの熱狂的な応援を受けた地元フランスのボレルの勢いに押し切られた。
三重県の出身。2026年に愛知県と名古屋市が共催するアジア大会を最後に引退することを考えている。五輪は今回限りの予定だったが、パリまで応援に来ていた息子が熱を出してしまい、勇姿を見せることができなかった。「(現役続行も)もう一度考える。とりあえずは団体が終わってから」と先を見据えた。 (時事)
[時事通信社]
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