17歳平井、堂々初レース=アクシデントも崩れず―競泳女子〔五輪〕
初めてのシニアの国際舞台が五輪。その予選から、17歳の平井は堂々と泳ぎ切った。女子100メートルバタフライを全体2位で通過してみせた。
予選開始1時間前には、入場のために1キロ近い長蛇の列ができるほど、満員になったプール。「だいぶ緊張してしまって」。スタートで飛び込んでからの泳ぎもやや肩に力が入り、ターンの前には水を飲んでしまった。
呼吸しづらくなるアクシデントだったにもかかわらず、うまく立て直して56秒71でゴール。56秒33の自己ベストに近い好記録を出した。
世界記録保持者のグレッチェン・ウォルシュ(米国)が同組にいた。まだ予選とはいえ、タッチの差で上回った。「決勝の目標は55秒60台でメダル獲得。決勝に向けて上げられるように頑張りたい」。こうした一つ一つの経験が自信につながるだろう。
今年に入って58秒の壁を突破したばかりのホープ。3月の五輪代表選考会で池江に続く日本勢2人目の56秒台をマークしてパリ行きを決めた。スイマーとして力を伸ばすため、愛知から神奈川に引っ越してスキルを磨いてきた高校3年生だ。
「観客もすごく多くて、初めての経験だけど、とても楽しい場だな」。重圧には目を向けず、余韻に浸れる心のゆとりもある。今後のレースでどこまで成長を示せるか。(時事)
[時事通信社]
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