琴桜、大関の意地=入念準備で新鋭に完勝―大相撲名古屋場所
5月の夏場所で不覚を取った相手に借りを返した。琴桜が大の里に快勝。鋭く踏み込み、前回許した右差しを封じる。押し合いの流れから左上手をつかみ、投げを決めた。「(対策は)頭にあったが、自分の相撲を取るだけ」。大関の貫禄を示した。
4場所連続で2桁白星と安定感はあるものの、優勝に届いたことはない。3月の春場所は尊富士、先場所は大の里と続けて新鋭に賜杯獲得を許し、悔しい思いを味わった。「どの場所も変わらず、そこ(優勝)は目指すもの」
今場所前は、約3週間休まず稽古した。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は、大関の祖父である先代師匠(元横綱琴桜)の厳しかった生前の姿を思い浮かべながら、こう話す。「稽古を休んだら(先代が)夢に出てくるだろうね」。この日の朝は、立ち合いをじっくり確認。常に準備は怠らない。
横綱が10連勝で独走。連日満員の場所を最後まで盛り上げるためにも、ただ一人2差で追うことになった大関にかかる期待は大きい。「どの一番も落としてはいけない。また集中する」と力強く言った。
[時事通信社]
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