パラグアイは堅守速攻か=日本、序盤は出方見極めを―サッカー男子・パリ五輪
パラグアイは強豪がそろう南米予選を堂々の1位で突破し、2004年アテネ大会以来の五輪に駒を進めてきた。予選では重心を下げて守りを固め、手数をかけない直線的な攻めで得点した。中盤の山本は「引いて一発、みたいな試合が多いらしいので、リスク管理は徹底しないといけない」と警戒を強める。
ボールを保持して主導権を握ることを大切にする大岩ジャパンとしては、やりやすい相手かもしれない。サイドアタッカーの斉藤は「自分たちが押し込んでパスサッカーをやっていけば、こじ開けられる」と自信を口にした。
ただ、パラグアイの堅守速攻は、南米予選でブラジルやアルゼンチンから勝ち点を奪うための手段だった可能性もあり、主将の藤田は「自分たち相手にどういう戦い方で来るのか分からない」とも話す。序盤は手堅く入って相手の出方を慎重に見極めた方がいいかもしれない。
日本とはボルドーでの宿舎が同じ。日本選手はジムやエレベーターの中でパラグアイ選手の体の大きさを既に体感しているという。南米らしい独特の技術、ずる賢さもあるはず。それぞれの局面でのバトルで個々が後手に回らないことが重要だ。(時事)
[時事通信社]
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