2024-07-22 08:55スポーツ

平河、新天地から五輪へ=はい上がったドリブラー―サッカー男子・パリ五輪

練習するサッカー男子の平河悠(右)=21日、フランス・ボルドー
練習するサッカー男子の平河悠(右)=21日、フランス・ボルドー

 【ボルドー(フランス)時事】パリ五輪に出場するサッカー男子のU23(23歳以下)日本代表で、FW平河悠は大会前にJ1町田からブリストル(イングランド2部)に期限付きで移籍することが決まった。約1週間、新天地で過ごしてからフランスの地へ。「いろんな刺激をもらえた。監督を含めてフレンドリーで、入りやすかった。言語で難しさはあるが、簡単なところから少しずつ話ができれば」と語った。
 佐賀東高から山梨学院大を経て町田に入ったサイドアタッカー。優れた突破力に加え、試合を通して前線からの守備で走り回れるスタミナが光る。昨年6月の欧州遠征で初めて代表に呼ばれた。「自分がパリ世代だと認識もしていなかった」と振り返る。
 高校3年時には就職を考えていたが、たまたま大学関係者の目に留まり、進学してサッカーを続けた。地道な取り組みが実を結び、スピードを武器として生かせるようになった。
 「自分みたいな経験をした選手もいないと思う。感謝と謙虚さを忘れずに自分のプレーができれば」。大舞台で活躍すれば、後の世代にもいい影響を与えられると心得る。はい上がった男の活躍に期待したい。
[時事通信社]

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