ロシア、「選挙まで4カ月」と論評避ける=ウクライナはバイデン氏に謝意―米大統領選
ロシアのペスコフ大統領報道官は21日、バイデン米大統領の大統領選撤退表明について「選挙まで4カ月あり、その間に多くの変化が生じる可能性もある。今後を注視する必要がある」と述べ、具体的な論評を避けた。現地メディアに語った。
その上で「優先事項は選挙結果ではなく、特別軍事作戦(ウクライナ侵攻)の目標達成だ」と強調した。トランプ前大統領が銃撃からの生還で追い風を受ける中、プーチン政権はロシアに有利な形で侵攻を収束させる契機に米大統領選を利用したい考えとみられる。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は22日未明、バイデン氏の撤退表明を受けて「(ロシアに対する)自由を求める戦いへの強固な支援に感謝している」とX(旧ツイッター)に声明を出した。バイデン氏の「困難な決断」は尊重すると記した。
ゼレンスキー氏は、米国の超党派による支援が重要だという基本的な立場を確認。仮に共和党のトランプ氏が返り咲いても、民主党が役割を果たすよう期待感をにじませた。
[時事通信社]
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