広島の床田、ここぞで最高の緩急=収穫のトップ9勝目―プロ野球
ここぞで粘り、つかんだリーグトップの9勝目。7回無失点の力投を見せた広島の床田にとって、収穫の大きい白星となった。「出し惜しみはしないと決めていた。イニングも投げられたのでよかった」と一息ついた。
直近2試合は失点していた一回。1、2番に安打を許しながら、中軸3人をきっちり抑えて切り抜ける。1―0の七回は無死満塁に。坂本を併殺打に仕留めて三塁走者の生還を阻むと、さらにギアを上げた。木浪を今季最速151キロをマークした直球を軸に押し込み、116キロのパームボールで中飛に打ち取った。
開幕から順調に白星を重ねてきたが、要所で踏ん張れない最近の投球には満足していなかった。「ピンチでは速球が多くなる。そこで思い切って緩い球を投げられるか」。最大限の緩急をこの日一番のピンチで見せ「これからに生きてくる」。
打線はわずか1得点にとどまったが、矢野や上本は好守で投手陣を支えた。新井監督は「(床田の七回は)圧巻。今年うちがやっている、僅差を逃げ切る野球が凝縮された試合だった」。かみしめるように言った。
[時事通信社]
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