平戸海、理想の攻め=重圧と闘う新小結―大相撲名古屋場所
理想の攻めだった。新小結の平戸海は霧島に立ち合いで踏み込まれながらも力強く前進。「止まったら負けだと思っていた。落ち着いてできた」。ほっとした顔で語った。
先場所まで4場所連続勝ち越し。巡業で大関陣に胸を出してもらうなど、「コロナの時にできなかったことができるようになってきた。手応えはある」。場所前の出稽古では横綱照ノ富士に真っ向勝負を挑んで勝つ場面もあり、自信をつかんでいた。
重圧との闘いもあるのだろう。1勝2敗で迎えた4日目には大の里に注文を付けて白星を拾った。6日目は自身が突っ掛けて2度立ち合いが不成立に。前半で番付上位と当たる小結。場所前には「それは気にしない」と気丈に話していたが、強敵ばかりにぶつかる日々は精神面の消耗も激しい。
178センチ、138キロと大きくはない体で技を磨き、入門から8年半かけて三役まで番付を上げた。持ち味を思い出したような攻撃相撲で星を五分に戻し、「体が動いているので、今まで通りいくだけ」。流れをつかむきっかけになりそうだ。
[時事通信社]
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