大谷、「3冠」視野に後半戦=負傷者続出のチームで奮闘―米大リーグ
【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は19日のレッドソックス戦(ロサンゼルス)で後半戦のスタートを切る。4度目の出場となったオールスター戦で初本塁打を放ち、勢いに乗ってチームに戻る。
打者専念の今季は開幕から主に2番指名打者で出場。6月からは負傷離脱したベッツに代わって1番に入り、打線を引っ張った。前半戦はナ・リーグ1位の29本塁打、同2位の打率3割1分6厘で、69打点と23盗塁は同3位。2年連続の本塁打王だけでなく、「40本塁打、40盗塁」の快挙、さらに2012年のカブレラ(タイガース)以来の三冠王も視野に入る。
「具体的に何のタイトルが近いのか分かっていない。一試合一試合、やるべきことをしっかりやれていれば、(数字は)積み重なっていくと思う」と大谷。後半戦も調子を保てれば、難しいとされる指名打者専任での最優秀選手(MVP)選出の可能性も十分にありそうだ。
ドジャースは56勝41敗で、2位に7ゲーム差のナ・リーグ西地区首位。ただ、ベッツやマンシーら野手陣に加えてグラスノー、山本由伸両投手も次々と負傷で戦列を離れ、最近は勝率を落としている。ベストメンバーではない中でチームを支える大谷は「オールスターブレークをきっかけに、また新たな気持ちで再開したい。けがしている人たちも帰ってくると思うので一緒に頑張りたい」と意気込みを示した。
[時事通信社]
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