貿易赤字3.2兆円に半減=輸出増加、円安も寄与―24年上半期
財務省が18日発表した2024年上半期(1~6月)の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3兆2345億円の赤字だった。貿易赤字は半期ベースで6期連続となったが、赤字額は前年同期から半減。円安効果などで自動車や半導体関連の輸出が好調だった。
平均為替レートは1ドル=150円89銭で、前年同期の134円08銭から12.5%円安が進行した。
輸出額は前年同期比8.8%増の51兆5169億円。自動車の輸出台数が全体で1.6%増加し、金額は13.9%伸びた。特に米国向けのハイブリッド車(HV)の輸出が寄与した。
輸入額は0.8%増の54兆7514億円だった。石炭や液化天然ガス(LNG)などが減少した一方、米国からのパソコンや航空機の輸入が増加した。
[時事通信社]
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