大谷、待望の初アーチ=4度目の球宴出場で―米大リーグ
大リーグのスター選手の中で、大谷がひときわ輝きを放った。三回無死一、二塁で、豪快なフルスイングから放たれた打球は右翼席へ。4年連続4度目の出場で初アーチを架け、満員の球場が大歓声に包まれた。
今季8勝のハウク(レッドソックス)のスプリットを捉え、「ちょっと(バットの)先だったけど、いい角度で上がっていた。十分に入るんじゃないかと思った」と納得の一発。「オールスターで打てていなかったので、ほっとした」と語った。
大谷は球宴2度目の出場だった2022年に初安打をマークし、昨年は三振と四球だった。ドジャースの選手の本塁打は1996年のピアザ以来。日本選手では07年にイチローがランニング本塁打を放って以来となった。
昨年9月に右肘の手術を受け、今季は打者専念のシーズンを送っている。「実際には(練習で)振る制限がある。あまり振り過ぎないように、体の負担もそうだし、リハビリをやる余力というかスペースも残しておかないといけない」。試行錯誤の中でも前半戦はナ・リーグトップの29本塁打を放ち、夢舞台にやってきた。
球宴は「何度来ても素晴らしいし、光栄」。そう話していた大谷が最高の笑顔を見せた。(アーリントン時事)
[時事通信社]
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