2024-07-16 23:04スポーツ

「勝負」に応えた救援陣=小沢ら踏ん張る―プロ野球・ヤクルト

勝利投手となったヤクルト4番手の小沢=16日、神宮
勝利投手となったヤクルト4番手の小沢=16日、神宮

 雨が降る中、始まった試合でヤクルトは先発山野が一回に2本塁打を浴びて3点を先取された。二回裏の好機で山野に打順が回ると、高津監督はあっさりと代打を出した。
 得点にはつながらず、三回から継投を強いられる形になったが、捕手の中村は「監督があそこで勝負を懸けたのは、この試合を何とか物にしようという決意の表れ。もう1点もやらないつもりで必死にリードした」。救援4投手が無失点でしのぎ、勝利をたぐり寄せた。
 出色は終盤の2イニングを投げた4番手の小沢。3―3に追い付いた直後の七回から登板すると、一発のある細川と石川昂を連続三振に仕留めるなど3人で抑えて流れを渡さない。その裏に敵失で勝ち越し点をもらうと、八回も無失点で切り抜け「何とかゼロで抑えられてよかった」。九回の木沢にバトンを渡した。
 理想とする試合運びではなかったが、高津監督は「こうして任せたメンバーがしっかり答えを出してくれたので、良かったんじゃないですか」。負け試合を立て直した救援陣をたたえた。 
[時事通信社]

中日に勝利し喜ぶヤクルトナイン=16日、神宮
中日に勝利し喜ぶヤクルトナイン=16日、神宮

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