トランプ氏の「公約」採択=移民阻止、対中強硬―米共和党大会
【ミルウォーキー時事】米共和党は15日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開幕した党大会で党綱領を採択した。「国境を封鎖する」や「米国をエネルギー生産国にする」などを掲げ、11月の大統領選に向け党候補に指名されたトランプ前大統領(78)の事実上の公約となる。
綱領は「速やかに達成する20の約束」として、「移民の侵略を阻止する」「電気自動車(EV)推進策を取り消す」などと明記。人工妊娠中絶については「遅い時期の中絶に反対する」と指摘するにとどめ、避妊具へのアクセスや不妊治療を進める母親や政策を支持すると記した。
中国に対しては、優遇関税での輸入を認める「最恵国待遇」を撤回し、「必需品の輸入を段階的に停止し、米国の不動産・産業の買収を阻止する」とうたった。外交政策では同盟国に対し、共同防衛に関する負担義務の「保証」を求めている。
報道によると、トランプ氏が党綱領の内容を検討・編集し、承認した。同氏の選挙スローガンである「米国を再び偉大にする」という名称が付けられている。
[時事通信社]
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