大谷、29本塁打で折り返し=今永は8勝をマーク―米大リーグ前半戦
【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は14日のタイガース戦で前半戦を終えた。29本塁打はナ・リーグ1位で、打率3割1分6厘は同2位、69打点は同3位。開幕前には昨年9月に受けた右肘手術の影響を懸念する声もあったが、打者に専念したシーズンで三冠王も視野に入れる活躍を見せた。
6年在籍したエンゼルスから移籍した1年目。ソウルで行われた3月20日の開幕戦で、初対戦だったパドレスのダルビッシュ有投手から今季初安打を放った。4月21日のメッツ戦ではメジャー通算176本塁打とし、松井秀喜さん(ヤンキースなど)を抜いて日本選手単独最多に。その他にも大リーグ通算200本塁打や500打点など、次々と節目の数字に到達した。
7月5日に30歳の誕生日を迎え、「フィジカル面はもちろん、技術的にも、よりいい状態で臨めている。今年も去年より状態がいい。年齢というのは数字だけだと思う。順調にきている」と充実の表情。ロバーツ監督は「毎日見ていて楽しい」と目を細める。
ドジャースの同僚、山本由伸投手は4月6日のカブス戦でメジャー初勝利。その後も順調に先発ローテーションを担ったが、右肩腱板(けんばん)の損傷で6月中旬に負傷者リストに入り、復帰は早くても8月中旬となっている。
同じ大リーグ挑戦1年目の選手では、カブスに加入した今永昇太投手の好投が光り、8勝2敗、防御率2.97の成績でオールスター戦に選出された。パドレスの松井裕樹投手は救援で43試合に登板し、確かな存在感を示した。
[時事通信社]
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