NATO共同宣言「糾弾」=米韓の核指針にも反発―北朝鮮
【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、米ワシントンで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の共同宣言について「最も強力に糾弾する」とする外務省報道官談話を伝えた。報道官は宣言が「世界規模での新冷戦と軍事的対立をあおっている」と批判した。談話は12日付。
共同宣言は、北朝鮮の軍事支援がロシアのウクライナ侵攻を助長していると指摘し、ロ朝の軍事協力の深まりに懸念を表明。これに対し報道官は「米国が追求するNATOの『グローバル化』戦略が、世界的な戦争の危機を招きかねない」と警告した。
北朝鮮国防省報道官も13日談話を出し、米韓首脳がNATO首脳会議に合わせた会談で、対北朝鮮の核抑止に関する新たな指針を承認したことに反発。「敵対国家がこれ以上の挑発的で不安定をもたらす危険な行動を中止するよう警告する」とし、「無視する場合の代償は、誰も想像ができないだろう」と威嚇した。
[時事通信社]
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