対中窓口トップが辞任=収賄容疑、与党有力者―台湾
【台北時事】台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会は7日、鄭文燦理事長(57)が辞任したと発表した。与党・民進党有力者の鄭氏は収賄容疑で当局の捜査を受けている。同基金会によると、鄭氏は辞任理由を「政策推進への影響を避けるため」と説明した。
鄭氏は容疑を否認しており、同基金会は、鄭氏が司法手続きを通じ全力で自身の潔白を示すと表明した。総統府は7日、「(頼清徳)総統は鄭理事長の決定を尊重し、司法ができるだけ早く事実を解明することを望んでいる」とのコメントを発表した。
桃園地方検察署(地検)は6日、鄭氏を収賄などの容疑で逮捕したと発表。鄭氏は同日、保釈金500万台湾ドル(約2400万円)を納付し保釈された。
[時事通信社]
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