2024-07-07 09:55スポーツ

「大坂キラー」が再び番狂わせ=プチンツェワ、世界1位撃破―ウィンブルドンテニス

女子シングルス3回戦で、シフィオンテクを破り笑顔のプチンツェワ=6日、英ウィンブルドン(EPA時事)
女子シングルス3回戦で、シフィオンテクを破り笑顔のプチンツェワ=6日、英ウィンブルドン(EPA時事)

 世界ランキング35位の伏兵が、番狂わせをやってのけた。プチンツェワは同1位のシフィオンテクのツアー大会での連勝を21で止め、「最高の気分。自分のショットでもっとみんなを楽しませようとした」。満面の笑みを浮かべ、大歓声を浴びた。
 第2セットで流れを一変させた。第1サーブの成功率は83%に急上昇。スライスやドロップショットなど多彩な返球で翻弄(ほんろう)した。第2セット以降は完全に支配し、3ゲームしか落とさずに連取。試合全体でミスショットを38も重ねた相手に対し、15にとどめて正確なショットが光った。
 2019年大会の1回戦で、当時世界2位だった大坂なおみを撃破。前哨戦でも同1位の大坂を破った。試合中、「私は芝で世界ナンバーワンに勝った」と5年前を思い返し、自信に変えた。
 ウィンブルドンでは過去2回戦を突破したことがなかったが、今年は前哨戦で芝コートでの初タイトルを獲得。「コート上ではギャングスター、コート外では天使」と自称する29歳が、「聖地」で躍動している。(ウィンブルドン時事)
[時事通信社]

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