堅守光った日本=80分間、集中続く―ラグビー代表戦
日本がマオリ・オールブラックスに奪われたトライはモールからの二つだけ。ピンチで防御が崩壊した第1戦の反省を糧に、選手たちは確かに成長を遂げた。
特筆すべきは一時退場でFW1人を欠いた前半終了間際。自陣深くまで攻め込まれたが、プロップ為房とナンバー8のサウマキの2人が相手に絡み、落球を誘った。初の8強入りを果たした2019年ワールドカップ(W杯)で注目されたダブルタックルが見事に成功。無失点で試合を折り返した。点の取り合いとなった後半も、要所での守りは崩れない。攻撃にもリズムが生まれ、SH斎藤は「80分間通して、オンでいられた」と誇らしげ。フッカー原田も「ゴール前で点を取らせなかったことが大きかった」と手応えを口にした。
ジョーンズ・ヘッドコーチが復帰した新体制での初勝利。「超速」を掲げる攻撃面がクローズアップされるが、サイズの大きい強豪と渡り合うには、組織的な防御の整備は欠かせない。攻撃力の高い難敵を封じ、指揮官は「若いチームは勝つことで培われる自信が重要だ」。防御に磨きがかかれば、このチームの可能性はもっと広がる。
[時事通信社]
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