2024-07-05 19:50

各候補、支持を呼び掛け=都知事選、7日投開票

 任期満了に伴う東京都知事選は7日の投開票に向けて最終盤に入った。都内では5日、子育て支援や行財政改革の在り方について、各候補がそれぞれの公約を訴え、支持を呼び掛けた。
 現職の小池百合子氏(71)は、新宿駅前で街頭演説を行い、高校授業料の実質無償化などの実績をアピール。「女性の皆さんは、働きながら子育てもしたい、家庭を持ちたいと思っている方は本当に多くいる」とし、子育て支援策の充実を今後も図る考えを強調した。
 前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は千代田区内で「都民の興味関心がないと、政治や行政が緩む」と指摘。SNSなどを活用して「政治の見える化」を進め、政策決定過程を透明化すると訴えた。
 元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は都庁前で、婚姻率を上げるため「減税によって、若い人の暮らしを楽にする」と主張。子育て世帯への現金給付も積極的に行うと語った。
 前参院議員の蓮舫氏(56)は有楽町駅前で、小池氏の都政運営について「政官業の癒着を放置している」と批判。「私は皆さんに寄り添うもっとオープンな東京都をつくる」と支持を求めた。
 都知事選には、過去最多の56人が立候補した。 
[時事通信社]

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