銀行参入「今年度にも」=経済圏、出遅れ挽回へ―ドコモ新社長
先月就任したNTTドコモの前田義晃社長は4日までに時事通信のインタビューに応じ、「dポイント」経済圏の拡大に向けた銀行機能の取り込みについて「できれば今年度に決めたい」と語った。買収などによる銀行参入と、銀行との提携の両面で検討を急ぎ、金融事業の遅れを早期に取り戻す構えだ。
ドコモは今年、マネックス証券とオリックス・クレジットを傘下に収めたばかり。前田氏は、家計管理の中核を担う銀行口座も押さえて各種サービスと連携させることが重要だと強調した。実現しなければ、ドコモ経済圏が「選択されなくなる」とも述べた。
ライバルのKDDI、ソフトバンク、楽天グループはそれぞれポイント経済圏を持ち、傘下の銀行・証券会社との連携サービスが好調。ドコモは証券会社を手に入れたものの、銀行は提携先の三菱UFJ銀行の口座サービス提供にとどまる。
主力の携帯電話事業は昨年、都市部の通信品質低下が指摘され、対策に約300億円を投じてきた。自ら東京都のJR山手線を一周乗って通信状況を確認した前田氏は「対策が着実に効果を生みつつある。ただ、全てが良いわけではない」と説明。さらなる改善に取り組む考えを示した。
[時事通信社]
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