日本、守備で成果=スピード、運動量で圧倒―バスケット女子
パリ五輪代表メンバー12人で臨む最初の一戦。守備の強化をテーマに臨んだ日本は、ニュージーランドを圧倒して成果を挙げた。恩塚監督は「コミュニケーションを大事にして、相手のリズムを崩すことができた」と評価した。
立ち上がりから最終盤までフルコートで激しくプレスをかけ、相手を苦しめた。ボールの出どころをつぶして、35ものターンオーバーを誘発。ほぼ全員がスチールを決め、チームでは19スチールをマークした。高田は「アグレッシブな守備、自分たちのスタイルをしっかり出せた」。頻繁に選手を入れ替えることで、運動量も最後まで落ちなかった。
日本は高さがない分、走り勝つバスケで世界に挑む。「相手の土俵では勝負しない。相手が嫌がることをしつこくやっていく」と恩塚監督。弱点となるゴール下での攻防を避け、スピードと運動量で優位に立つことを目指す。
指揮官は「まだやり切れていないところもある。その部分が五輪で勝負を分けるポイントになる」と言う。金メダルを狙うパリへ、その武器にさらに磨きをかけていく。
[時事通信社]
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