東京女子医大有志「指導強化を」=捜索、寄付問題受け文科省に
東京女子医大(東京都新宿区)の医学部教授ら有志は2日、文部科学省を訪れ、同大の現状を説明した。一般社団法人法の特別背任容疑で警視庁から捜索を受けたことや、推薦入試を巡る寄付金問題などについて、同大理事会への指導強化を求めた。
有志は、同大医学部の新浪博教授ら6人。文科省高等教育局に文書を提出し、同省側からは「介入には限界があり、第三者委員会の報告を待つ」という趣旨の回答があったという。
文書によると、同大は捜索を受けた後の4月、教職員に説明会を実施。岩本絹子理事長は、捜索容疑の内容は初めて聞いたとして関与を否定したという。
さらに、同大医学部の同窓会枠推薦枠入試の選考過程を巡る寄付金問題などに言及。こうした中、岩本理事長の辞任か解任を求める署名を募り、2017筆が集まったとし、「窮地を収束させるには、理事会の責任ある行動が必要だ」と同省に指導を求めた。
提出後に報道陣の取材に応じた新浪教授は、「どうしても女子医大を改善したいと考え陳情した」と話した。
[時事通信社]
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