藤田、再開直後から暗転=栄冠にあと一歩及ばず―全米シニアオープンゴルフ
最終日となるはずだった4日目。藤田は10番まで終えて2位に3打差をつけて首位に立っていた。しかし悪天候によりサスペンデッド。「正直、そのままいきたかった」。仕切り直しの日は晴れた空の下、再開最初のホールから雲行きは怪しくなった。
海に近いコースは風向きが前日までと異なり、「戸惑った」。11番はラフに入れたティーショットからリズムが悪く、12番は近距離のパーパットがカップに嫌われて2連続ボギー。一時はリードされたブランドとのプレーオフは計4ホール目に決着した。相手はバンカーショットがピンに当たってカップのそばに止まり、パー確実の状況。藤田の長いパーパットはわずかにそれてボギー。ブランドは難なくパーとして、勝敗が決した。
「自分はチャレンジャー」と心掛けてきたが、優勝が現実味を帯びる中で意識してしまう部分はあり、大会が1日延びて「もやもやしてきちゃうところはあった」。自身に硬さも感じていた。
日本ツアーでは43歳にして初の賞金王に輝いた「中年の星」は、「応援してくれる人が『あした俺も頑張ろう』ってなるのが一番うれしい」。55歳になり、シニアの米メジャー制覇へあと一歩まで迫った。今回も活力をもらった同世代は、きっと多いはずだ。(ニューポート時事)
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
写真特集
-
【サッカー】U23日本代表〔2024パリ五輪〕
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一