笹生優花、今度は日の丸着けて=メジャー2勝の肩書も―ゴルフ・パリの灯は近く
6月20日に23歳になったばかりだが、既にメジャー2勝の実力者。パリ五輪の女子ゴルフで、笹生優花は間違いなくメダル候補の一人だ。
プロゴルファーにとっては日々転戦するツアーが第一で、大きな目標はメジャー大会。五輪については、出たいという思いがあっても重視しない選手が多い。笹生も五輪出場の希望は持ちつつ、このところは世界ランキングも少し落としていただけに「(代表入りを)想像していなかった。それぞれの大会に集中していた」と率直に語る。全米女子オープンで2度目の優勝を果たし、一気にランクを上げて切符を獲得した。
前回の東京大会は母の出身であるフィリピンの代表として出場。その後に父の母国の国籍を選択しており、今回は日本代表で出る。貴重な機会をつかみ、「フィリピンでも日本でも自分にとっては特別。(五輪で)両親と過ごせると思うとすごく楽しみ」と言う。
五輪2カ月前にメジャーを制しているだけに注目度は高い。全米女子オープン覇者の肩書は3年前と同じだが、この間、米ツアーでもまれてコースやさまざまな状況への対応力をつけ、技術の引き出しを増やした。今回はより表彰台に近い。
試合を終えたときの感想が同じコメントになることが多い笹生。「楽しくできた。いい経験になった」。毎試合勝つことを目指すが、ゴルフを通じて充実した時間を過ごしたり、友人を増やしたりということも重視するから、成績の良くなかった週も同じように言う。五輪でも、結果だけにこだわることなくいつもの姿勢で臨む。 (時事)
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手