2024-06-27 22:38

岸田首相、石破氏らと会食=4日連続で自民議員

 岸田文雄首相(自民党総裁)は27日夜、東京都内のホテルで同党の石破茂元幹事長、遠藤利明前総務会長ら各都道府県の衆院1区議員と会食した。自民議員との会食は4日連続。9月に想定される党総裁選を控え、派閥裏金事件を受けて党内から公然と退陣論が上がる中、政権の安定に努めているとみられる。
 会食には20人弱が参加。遠藤氏らによると、首相は「党に対する逆風が強い」との認識を示し、出席者からは早期の衆院解散に慎重な意見が出たという。首相は帰り際、石破氏と握手した。
 この後、石破氏は記者団に、28日告示の東京都議補欠選挙に触れ「地方で負けて東京でも負けるなら党の立て直しは急務だ」と述べた。 
 首相は通常国会閉会の翌24日に財界人を交え岸田派議員、25日は2週連続となる麻生太郎副総裁、26日は母校早大出身の若手議員と夕食を共にした。27日は、石破氏らと会食した後、東京・赤坂の日本料理店で森山裕総務会長とも会談。首相はデフレ脱却などを挙げ「一つ一つの課題に答えを出していく」と語った。
[時事通信社]

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