大谷、今年も熱い6月=「この惑星で最も危険な打者」―米大リーグ
大谷の勢いが止まらない。一回。一度もバットを振らずにフルカウントとなり、6球目の高めの球を右中間スタンドへ運んだ。じっくり待って一振りで。打った瞬間、ホームランと分かる飛距離の一発は、2試合連続の先頭打者アーチ。これで球団新記録の10試合連続打点とした。
「シンプルに、ストライクを振るのが一番。そこさえできていれば良いスイング、良い構えができている証拠」と今の状態を説明した。
当然のように、ロバーツ監督は大谷を褒めちぎった。「一回は本塁打、その後は2四球を選んだ。打席でしっかり球を見極めることができている。本塁上に球が来れば強打する。今の彼は、この惑星で最も危険な打者だ」
直近10試合で8本塁打と手がつけられない。今月は打率3割1分、11本塁打、23打点。月間最優秀選手(MVP)に過去2度、選出されているように、もともと6月が得意な大谷。2021年は打率3割9厘、13本塁打、23打点、昨年は3割9分4厘、15本塁打、29打点で、ともに月間MVPを受賞した。
6月に強い理由を「シーズンに慣れてくるし、良いところ、悪いところ、いろいろ改善しながら、ちょうど波が来やすいのかなと思う」と本人。「これをしっかり最後まで、シーズンの後まで見据えて継続できればいい」とポストシーズンをにらんだ。(シカゴ時事)
[時事通信社]
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