昨年のSNS相談、最多8万件=推計被害8.8兆円―消費者白書
政府は14日、2024年版「消費者白書」を閣議決定した。昨年寄せられたSNSに関する消費者からの相談件数は8万404件で、過去最多となった。特に50代以上の相談が大きく増えた。
SNS関連の相談が年代別で最も多かったのは50代で、約1万8500件。相談には、SNSの広告から注文したブランド品が偽物だった事例や、SNSで誘われてFX投資をしたものの、お金を引き出せないなどの事例があった。
また、相談やアンケートから全国で起きていると推計した昨年の消費者トラブルの被害総額は、前年比約2兆3000億円増の約8兆8000億円で、過去最高になった。1件当たりの被害額が大きくなったことが原因としている。
[時事通信社]
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