核攻撃対応の共同指針作成=米韓が北朝鮮抑止協議
【ソウル時事】米韓両政府は10日、核抑止に関する情報共有を強化する「核協議グループ(NCG)」の第3回会合をソウルで開いた。会合後の声明で、北朝鮮から核攻撃を受けた場合の米韓の対応をまとめた共同指針の作成を終えたと発表した。
会合には米韓の国防・外交当局者が出席。米軍の核戦力と韓国軍の通常戦力を統合して活用し、北朝鮮の核・ミサイルの脅威への対応能力を強化することで一致した。夏までに北朝鮮の核使用を想定した机上演習を実施する方針も確認した。
米当局者は会合後の記者会見で「共同指針の文書は、核危機時の協議の原則と手続きを記しており、米韓の作戦と演習で重要な役割を果たす」と説明した。NCGは、バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領が昨年発表した「ワシントン宣言」に基づき設置された。次回は今年末に米国で開催する。
[時事通信社]
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