「リーダーシップと人望あった」=保護司の仲間ら、新庄さん悼む
大津市内の自宅で殺害された新庄博志さん(60)は、レストランを経営しながら、保護司として20年近く、罪を犯した人の立ち直りを支援してきた。他の保護司や関係者は「リーダーシップがあり、人望も厚かった」と新庄さんを悼み、「穏やかで、恨みを買う人ではない」と驚きの声を上げた。
滋賀県保護司会連合会によると、新庄さんは2006年から保護司として活動に携わってきた。県更生保護事業協会の事務局長も務め、23年4月からは、教育や医療、就労などの関係団体と連携し、立ち直りを支援する「滋賀KANAMEプロジェクト」の中心メンバーとして取り組みを進めていた。
新庄さんを知る男性保護司は「真面目に何事にも対処してくれる」と話し、「リーダーシップがあり、人望も厚かった」と振り返った。
新庄さんが経営する飲食店は大津市のボートレース場内にもある。新庄さんと一緒に仕事をしていたというレース場関係者は「いつも穏やか。恨みを買うような人だとは思ったことがない」と、ショックを隠せない様子だった。
[時事通信社]
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