インターホンに容疑者の姿=事件発生時、被害者宅訪問か―保護司殺害・滋賀県警
大津市の住宅で5月、住人で保護司の新庄博志さん(60)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された無職飯塚紘平容疑者(35)の姿が新庄さん宅のインターホンのカメラなどに映っていたことが9日、滋賀県警への取材で分かった。映っていたのは、新庄さんが殺害されたとみられる同月24日夜で、県警は詳しい経緯を調べている。
県警によると、飯塚容疑者は別の強盗事件で保護観察付きの有罪判決が確定し、新庄さんが担当保護司だった。新庄さんは同月24日午後7時から、自宅で同容疑者と面接する予定だった。
県警が調べたところ、飯塚容疑者が同時刻ごろに新庄さん宅を訪問した際の様子が門扉のインターホンのカメラに映っていた。周辺の防犯カメラからも、飯塚容疑者が徒歩で新庄さん宅に向かう映像が見つかったという。
また、飯塚容疑者の母親が事件発覚後の5月27日、「息子が24日午前中に外出し、戻ってこない」と県警大津北署に行方不明届を出していたことも判明した。飯塚容疑者は同月28日夜、大津市の路上でナイフ1本を所持したとして、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された。
県警は、同月24日午後7時~26日午後4時ごろ、新庄さんの上半身を刃物で複数回、突き刺すなどして殺害した疑いで、今月8日に飯塚容疑者を逮捕。10日に送検した。同容疑者は「私はやっていませんし、何も答えたくありません」と容疑を否認しており、県警は2人の間にトラブルがなかったかどうか、慎重に捜査を進めている。
飯塚容疑者を乗せた車は10日午前8時半ごろ、大津北署を出た。後部座席にいたとみられるが、格子が張られ、様子はうかがえなかった。
[時事通信社]
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