伝統のライバルに圧巻の投球=ドジャースの山本「落ち着いて投げた」―米大リーグ
東西の伝統チームがぶつかる屈指の人気カードで、ドジャースの山本が圧巻の投球を見せた。ヤンキースの強力打線を相手に7回無失点。「落ち着いて投げることに集中して、良いパフォーマンスが出せた」。7勝目は逃したものの、メジャー最多106球のマウンドを充実感たっぷりに振り返った。
ヤンキースは昨オフ、山本の獲得に乗り出したチームの一つ。加入を望んでいた敵地のファンからは激しいブーイングが浴びせられた。それでも、「いつも通りの気持ちでマウンドに上がった」。一回2死から主砲ジャッジに二塁打を許しながらも無失点で切り抜けると、その後も粘り強くアウトを重ねた。調整してきたフォームに好感触を得たと言い、伸びのある直球は最速98.4マイル(約158キロ)をマーク。強力打線を2安打に抑え込んだ。
共に今季好調の両チームの対戦は、米メディアに「ワールドシリーズの前哨戦」とも報じられ、大きな注目を集めている。ロバーツ監督は「彼がドジャースに来て以来、最高の投球だった」と右腕の熱投をたたえた。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]
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