ドジャースの大谷、剛腕新人打ち砕く=速球攻略、中越え弾―米大リーグ
ドジャースの大谷が新人右腕スキーンズを打ち砕いた。一回の初対決では、すべて100マイル(約161キロ)を超える速球で3球三振。だが三回の第2打席、フルカウントからの100マイルを捉え、中越えに15号2ラン。五回には98マイル(約158キロ)を右前にはじき返した。「打ててよかった。スピードよりもアングルとかリリースポイントの方が特徴的かと思ったので、頭に入れて」
スキーンズは昨年のドラフトで全体1位指名を受けてパイレーツに入団し、先月早くもメジャーデビュー。速球が売り物の大器と評される22歳だ。エンゼルスの本拠地アナハイム近郊の出身で、大谷は憧れの選手だったという。5日も白星を重ねて3勝無敗とした新人に、大谷がメジャーの厳しさを教える形となった。
4日には、やはり100マイル超を投げる新人右腕のジョーンズに3打数無安打と沈黙した大谷。翌日は速球に対応し、「良くなるように毎日やっている。良い日もあれば悪い日もある。それを毎日チェックしながら」と、日々の積み重ねを強調した。
ロバーツ監督は「強打して中堅に本塁打を打つ。これはいい兆候だ」。5試合ぶりの一発にほっとした表情を浮かべた。(ピッツバーグ時事)
[時事通信社]
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